明徳義塾 因縁の日大山形にリベンジ誓った 13年夏・準々決勝で1点差負け

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(4日、フェスティバルホール)

 組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で行われ、昨年4強の明徳義塾は大会第2日第4試合で日大山形と対戦することが決まった。2013年準々決勝でも対戦し、1点差で敗れた因縁の相手。馬淵史郎監督(61)が率いるナインは4年前のリベンジを誓った。済美は東筑と、鳴門渦潮は日本文理と、三本松は下関国際と初戦で激突。初出場のおかやま山陽は聖光学院と対戦する。

 馬淵監督が淡々とした口調で4年前を振り返る。

 「あのときの日大山形はまとまりのあるチームやったよ。奥村という、いい打者がおってね。ウチも勝てる試合やったけど…」

 13年夏の準々決勝。2年生エース・岸潤一郎投手(現拓大)を擁する明徳義塾は、3回戦で大阪桐蔭を破った勢いに乗り、日大山形と激突した。序盤から息詰まる投手戦が続いたが、1点リードの八回、奥村展征(現ヤクルト)が中軸を担う相手打線に連打を浴びて2点を献上。惜しくも3-4で敗れ、4強入りを逃した。

 その因縁の相手と初戦で対戦する。将もナインも雪辱への思いは強い。馬淵監督は「ウチはあのときより強いよ。総合力が違う」ときっぱり。くじを引いた山口海斗主将(3年)は「あの試合はテレビで見ていた。今度は絶対に負けられない」と話し、俊足強打でプロ注目の西浦颯大外野手(3年)も「リベンジしたい」と力強く誓った。

 馬淵監督は現在、甲子園通算48勝。目標の50勝まであと2勝に迫っている。同じゾーンには前橋育英や木更津総合、花咲徳栄など強豪がひしめいているが「飛び抜けたチームはいない。一戦必勝。明徳野球ができれば勝てる」と断言。まずは因縁の相手を倒し、大台到達に王手をかける。

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