大阪桐蔭・柿木8者連続11K!控え投手が衝撃の初登板!
「高校野球大阪大会・4回戦、大阪桐蔭5-0同志社香里」(24日、大阪シティ信金スタジアム)
大阪桐蔭は背番号16の柿木蓮投手(2年)が、8者連続を含む11三振を奪って7回無失点。公式戦20連勝を飾った。
控え投手とは思えない内容だった。最速146キロ右腕・柿木が今大会初登板初先発で、圧巻の投球を見せた。
待ちに待った登板だった。「やっと来たという感じでした。監督にアピールしていたけど、目が合ってもそらされたりしていたので」。たまっていたエネルギーをマウンドで爆発させた。
この日は最速142キロの直球に、スライダーとフォークを交えて8者連続を含む11三振。「調子はよかった」。六回1死まで無安打投球で7回1安打無失点。視察した日本ハム・加藤スカウトは「来年はドラフト候補でしょう」と話した。
16強へ進出したが、甲子園に出場するには30日に予定されている決勝まで、6日間で4試合を戦わなければならない。柿木が「僕は後ろでの登板もあるので『ここは柿木』と言われるようにしたい」とフル回転を宣言。西谷浩一監督(47)は「連戦に慣れるように練習をしてきたので、連戦ができるように頑張りたい」。春の王者は激戦区を勝ち抜く態勢を整えている。