滋賀屈指の進学校、彦根東が準々決勝へ 今春センバツ出場の滋賀学園下す

滋賀学園を下しスタンドにあいさつに向かう彦根東ナイン=皇子山総合運動公園野球場(撮影・持木克友)
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 「高校野球滋賀大会・3回戦、彦根東3-2滋賀学園」(21日、皇子山)

 今春滋賀大会Vの進学校・彦根東が、今春センバツに出場した滋賀学園を下して準々決勝に進出した。

 同点の三回に高村真湖人外野手(3年)が、練習試合を含めて自身初ホームランとなる中越えソロを放って勝ち越し。先発左腕・増居翔太投手(2年)は八回無死一、三塁で得点を阻止するなど、要所で粘って9回2失点で完投した。

 増居は春季滋賀大会でも滋賀学園に完投勝利を挙げている。「今日は状態がいい方だったけど、初回は緊張して球が浮いた。中盤からは落ち着いて力まずに投げられた」。再び強豪を抑えた投球内容を、落ち着いた様子で振り返った。

 彦根東は滋賀県内屈指の進学校。今春は滋賀大会で優勝して、春季近畿大会では1回戦で龍谷大平安(京都)を破った。同準々決勝では今春センバツV・大阪桐蔭に3-4で惜敗。近畿大会後の練習試合では、今春センバツ準V・履正社(大阪)を破るなど力をつけている。

 増井は準々決勝以降へ向けて「ここからは本当に厳しい戦いになる。チームとして課題はあるけど、試合を通して修正していくしかないと思う」と2013年夏以来の甲子園出場を誓った。

 滋賀学園はプロ注目の後藤克基捕手(3年)が、初回に高校通算30号となる中越えの先制2ランを放ったが、二回以降は決定打を欠いた。

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