青藍泰斗4強入り 石川、自己最速151キロ!毎回10K1失点

 「高校野球栃木大会・準々決勝、青藍泰斗11-1石橋」(19日、栃木県総合運動公園野球場)

 栃木大会では、青藍泰斗(せいらんたいと)が六回コールド勝ちで2年ぶりの4強入りを決めた。今秋ドラフト候補右腕の石川翔投手(3年)が、自己最速となる151キロ直球で毎回の10三振を奪い、6回3安打1失点で完投した。

 客席のどよめきに、石川は思わずスコアボードを振り返った。六回1死。ファウルとなった直球に、自己最速を2キロ上回る151キロが表示された。この回、もう一度151キロを計測した右腕は「腕が振れていた証拠。うれしかった」とマウンドで笑みを浮かべた場面を振り返った。

 圧巻の今大会初先発だった。直球は常時140キロ台中盤で、スライダーも切れた。2日の練習試合で左足首を捻挫。1、2回戦は救援に回っていた。痛みも和らいだこの日は、毎回の10奪三振。7球団のスカウト陣の前で本領を発揮した。

 元巨人・江川卓氏のホップするような直球に憧れる。6月上旬、父・誠さん(48)から「甲子園に行きたいなら、江川さんぐらいにならないと」とハッパをかけられ、動画を何度も見た。冬場は毎日200回、2キロの砂入りボールを指先でつかんでリリースを強化した。1回戦後、両親に「150キロは出るよ」と宣言していた通り、伸びを増したボールで大台超えを果たした。

 次戦は昨秋も同じ準決勝で対戦し、敗れた作新学院。石川は「打倒・作新でやってきた。勝つしかない。気持ちで押し切りたい」と雪辱を誓った。江川氏の母校でもある夏6連覇中の王者を止め、27年ぶりの聖地にチームを導く。

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