履正社・安田、打率10割 “西の大砲”も負けじ「大阪でしっかり勝ちたい」

 「高校野球大阪大会・2回戦、履正社8-0守口東」(17日、花園中央公園野球場)

 大阪大会では今春のセンバツ準優勝校、履正社が2回戦で守口東に7回コールド勝ちした。今秋ドラフト1位候補の安田尚憲内野手(3年)は3安打1打点。1回戦に続き全打席出塁し、打率10割をキープした。

 188センチ、95キロの恵まれた安田の体躯(く)が、さらに大きく見えた。初回は好機を広げる中前打。五回は無死一塁から右線へ適時二塁打を放つと、六回は無死一塁から左越え二塁打で若林、今田の連続犠飛を呼び込んだ。広角に打ち分け3打数3安打。1回戦・常翔啓光学園戦(14日)で憧れの松井秀喜に並ぶ高校通算60号を打ち「気持ちに余裕が持てた」と振り返った。

 ヤクルト・寺島ら「引っ張ってくれる存在がいた」という昨年から今年はチームの精神的支柱へ成長した。今大会のベンチには1年生4人、2年生7人。この日の先発も5人が下級生だった。序盤は好機をものにできず打線に焦りが見られたが「反省するのは試合の後。今できることをやれ」とハッパ。五回以降の猛攻につなげた。

 西東京では早実・清宮が高校通算105号を放った。“西の大砲”も負けじと1回戦の1打数1安打2打点(3四球)から打率10割を続ける。しかし、ライバルについて「これからも本塁打を打ち続けるでしょうね」と語る口調はどこか人ごと。「自分は大阪でしっかり勝ちたい。それから全国の舞台で活躍できるできるようにしたい」。見据えるのは戦国大阪、その頂点しかない。

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