プロ注目の市西宮・山本が5回1安打無失点「ヒット打たれたので70点」

2回、県伊丹・辻皓太を空振り三振に仕留める市西宮・山本拓実=明石トーカロ球場(撮影・田中太一)
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 「高校野球兵庫大会・2回戦、市西宮7-0県伊丹」(16日、明石トーカロ球場)

 プロ注目の最速147キロ右腕・山本拓実投手(3年)を擁する市西宮が、七回コールドで3回戦へ進出した。

 先発の山本は5回1安打無失点だった。五回2死で安打を許すまで、1人も走者を出さないパーフェクトピッチング。複数球団のスカウトが視察する前で、堂々とした投球を見せた。

 「去年は3番手投手だったけど、今年は1番手なので、より引っ張っていかないといけないと思っています。責任感が違うし、(大会の)入りとしては合格点かなと思います。今日はヒットを打たれたので70点ですかね」と笑顔で振り返った。

 山本は身長167センチと小柄だが、体全体を使ったフォームから繰り出すキレのある直球が武器。6月には今春センバツ王者・大阪桐蔭との練習試合で、レギュラーメンバーに対して8回3安打3失点(自責点は2)。西谷浩一監督を「大阪にはなかなかいないレベル」と驚かせている。

 市西宮は兵庫県内有数の進学校。1964年春以来53年ぶりとなる甲子園出場を狙う。

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