興国・植田、圧巻の完封勝利 元虎戦士の清原氏が指導

 4回、力投する興国・植田
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 「高校野球大阪大会・1回戦、興国5-0貝塚南」(9日、南港中央野球場)

 元阪神投手の清原大貴氏(28)がスーパーバイザーを務める興国が、エース・植田健人投手(3年)の公式戦初完封で2回戦へ進出した。

 圧巻の投球だった。最速145キロのプロ注目右腕・植田が、七回1死まで無安打投球。内野安打2本に抑えて、スコアボードに9つのゼロを刻んだ。「六回から本当に狙えると思ったけど…」。ノーヒットノーランは逃したが、気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 昨年から興国のスーパーバイザーを務める元阪神・清原氏は、スタンドから教え子の活躍を穏やかな表情で見つめていた。同氏は現在、整骨院に勤務しながら、常勤で指導にあたっている。「僕は野球しかしていない。それで生きてきたので」。自身と同じ右腕の植田には、プロでの経験を還元してきた。今春は緩急をつけるためにカーブの習得を勧めた。2人で練習に取り組んだ新変化球は、この日も要所で効いた。

 興国は1968年夏に全国制覇を果たしたが近年は低迷が続いている。1975年夏以来42年ぶりの甲子園を目指す今夏、エースの快投で最高のスタートを切った。

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