DeNA・ロペス 豪快19号弾 “ルーキーキラー”が勝率5割以上ターン決めた

 「中日3-7DeNA」(9日、ナゴヤドーム)

 DeNAの“ルーキーキラー”が、またも牙をむいた。三回だ。1点を先制し、なお1死一、二塁の場面。ハマの4番・ロペスが中日先発の新人右腕・柳が投じた内角直球を豪快に左翼席へと叩き込む19号3ランを放った。

 「内角の球を、うまく乗せることができた」と手応え十分の一撃。この試合まで、新人投手との初対決は8打数4安打と“ルーキーキラー”ぶりを発揮するロペス。そのバットで、試合の流れを呼び込んだ。

 「新人は四球を出したくない気持ちがある。そこで甘く来たら絶対に打つという精神力が必要」とラミレス監督。ロペスが「来たボールを打つ準備している」と話す姿勢が、難しいとされる“初顔”の攻略を可能とした。

 2点リードとなった七回1死二、三塁でも三塁強襲の適時打で計4打点。67打点でリーグ単独トップに躍り出た。6月30日・巨人戦で4番に座って以降、7月に入りチーム打率も3割と好調だ。頼れる4番に指揮官も「良い働きをしている」と最敬礼だった。

 貯金3とし、勝率5割以上での前半戦ターンを決めた。2位・阪神と1ゲーム差のままで、10日から前半戦最後の3連戦で首位・広島に挑む。「広島は良いチームだが、ウチもすごく良い状態にある。勝ち越せるように頑張りたい」とロペス。勢いに乗り、独走の鯉に待ったをかける。

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