「巨人４－６ＤｅＮＡ」（１日、東京ドーム）

　ＤｅＮＡのアレックス・ラミレス監督が劇的な勝利を収め、大満足の様子で会心の笑みを浮かべた。

　まな弟子の桑原が、九回の逆転弾など１試合２本塁打を放ち、「バッティングのバランスが取れていて、体の使い方もうまく打てていると思います」と目を細めて絶賛した。先発した左腕の石田も八回途中を３失点と力投しただけに、「エースとしてしっかり投げてくれたと思います」とたたえた。

　チームは３連勝で今季初めて貯金生活に突入した。大きな１勝をつかみ取り「シーズンを振り返った時にターニングポイントだったな、という試合だと思う」と位置付けた。そして「貯金をずっと持ったままシーズンの最後まで行きたい」と強い意気込みを示した。

　「ずっと貯金を持ち続けるのはもちろん、簡単なことではない。（２日も）非常に大きい試合だと思う。しっかり勝ちたい」。快勝しても指揮官はしっかりと気を引き締めた。２日も巨人を倒し、同一カード３連勝で締めて一気に勢いをつかみ取る。