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前DeNA加賀美&前中日・藤沢…JR西日本をけん引する2人の元プロ野球選手 

 投打の柱として健闘を誓う藤沢(左)と加賀美
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 「第88回都市対抗野球」(7月14~25日・東京ドーム)に2年連続3度目の出場を果たすJR西日本(広島)。昨秋の日本選手権では8強入りし、今大会では悲願の優勝を目標に掲げる。チームを引っ張るのはプロ野球出身の加賀美希昇投手(28)=前DeNA=と藤沢拓斗内野手(27)=前中日。ともに昨年加入し、チーム躍進の原動力となっている。

 6月上旬に行われた都市対抗野球の中国予選(東広島市)。第2代表決定戦のシティライト岡山戦で1失点完投勝利を収めたのが加賀美だった。同じ相手と対戦した準決勝では六回途中4失点で降板しており、気迫の投球で4安打に抑えてリベンジに成功。チームに東京ドーム行きの切符をもたらした。

 「重圧も緊張もあったけど結果を出せてホッとしました」。15年限りでDeNAを退団。昨年、JR西日本に加入し、今や欠かせぬ大黒柱だ。昨秋の日本選手権(京セラドーム)では2回戦のJR東日本東北戦で大会史上2人目となる無安打無得点試合を達成。元プロの意地を見せた。

 DeNAには5年間在籍。「プロでは自分がうまくなることだけを考えていましたが、今はチームに若い投手が多いので、自分の持っているものを彼らに伝えていければと思っています」。プロで学んだ技術やメンタル、トレーニング法は貴重な財産。チーム最年長でもある右腕の言葉にはリーダーとしての自覚を感じさせた。

 投手陣を引っ張るのが加賀美なら、野手は元中日の藤沢が打線をけん引する。都市対抗中国予選は、第2代表決定戦こそ負傷で欠場したものの、それまでは不動の「3番・三塁」で打ちまくり、チームの勝利に貢献した。

 2年間在籍した中日では1軍出場はなかった。昨年、JR西日本に入社。「プロで活躍する夢が破れ、最初はモチベーションを保つのが難しかった」というが、すぐに気持ちを切り替えた。「プロを経験して自分の引き出しも増えた。今はもっとうまくなりたいと思って毎日練習している」。今年はここまで打率4割をキープ。「昨季の打率は・391だったので、今年は年間4割が目標です」。パンチ力と広角に打ち分ける巧みな技術を武器に安打を量産する。

 都市対抗では、JR西日本は1回戦で近畿第2代表のNTT西日本(大阪)と対戦する。加賀美は「プロと違って、社会人は負けたら終わり。重圧もあるが、その分、結果が出た時の達成感も大きい。初戦に勝てば、2回戦から決勝までは4日連続の試合となる。自分だけでは無理なので他の投手と力を合わせて勝ち進みたい」と気合を入れた。

 中日入団前は西濃運輸に所属し、都市対抗にも出場経験のある藤沢は「東京ドームで試合をすることは、どんな練習よりも選手を成長させてくれる。1試合でも多く戦って日本一を目指したい。自分も大事な場面で1本打ちたい」と、こちらも意気込み十分。2人のプロ経験者に引っ張られ、JR西日本が頂点を目指す。

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