ロッテまるで再現シーン、巨人に連夜の0-8 伊東監督、打つ手なしだが…
「交流戦、巨人8-0ロッテ」(17日、東京ドーム)
「昨日と一緒です…」
ロッテ・伊東監督の第一声だった。先制されて中押しを許し、最後にダメを押される。チームは得点できない。
16日の再現フィルムを見ているようだ。
借金は「24」と今季最多、6度目の4連敗、23イニング無得点、そして2度目の2試合連続完封負け。見たくもない数字が並ぶ。
3、2、4。ここ3試合の安打数だ。
「横浜(DeNA戦)の3つ目から悪いときの状態になってきた。セーフティを命じたり、エンドランをかけたりとやっているのだが…」。
「どうしたらいいですかね…」。取り囲んだ報道陣を見回した。
四回の1死一、二塁では鈴木、ダフィーが凡打に倒れた。
五回。先頭の三木が安打で出塁したが、田村が三振。二木に代えて代打に起用した清田がこれまた空振りの三振だ。荻野も三振を喫した。六回の無死一塁も生かせない。
「塁に出ても走者を進められない。手の打ちようがない。打つべき人が打っていない、打たなくてはならない」
それでも左翼席に陣取ったロッテファンは声を張り上げ続けた。
指揮官は、「諦める姿を見せるわけにはいかない。応援してくれるファンがいる。意地を見せなきゃ」と話し、こう締めた。
「切り替えてやっていきます」。
18日の交流戦最終試合は必勝を期す。