GM退任 激震巨人が交流戦2勝目 菅野3安打1失点完投で7勝目

7回に好守備を見せた陽岱鋼(右)と笑顔でタッチする菅野智之=東京ドーム(撮影・園田高夫)
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 「交流戦、巨人5-1ソフトバンク」(13日、東京ドーム)

 巨人・菅野が強力ソフトバンク打線を3安打1失点、120球の完投で7勝目を挙げた。ヤクルトが敗れたため、交流戦最下位を脱出した。

 4点リードながら九回1死一、二塁のピンチを招いても高橋監督は「あそこまでいったら一人でいってもらわないといけない」とエースに全てを託した。中村晃、柳田の中心打者を連続三振に仕留め、今季最多の2桁10奪三振で勝利をもぎとった。菅野は「最後、ピンチを作ってしまったんですけど、ファンのみなさんの声援で抑えることができました」と笑った。

 球団ワースト記録の13連敗を喫した。この日、シーズン中にもかかわらず成績不振でGM交代という事態を招いた。菅野自身も交流戦で楽天、西武に敗れた。「最近、情けないピッチングが続いていたので、なんとかチームのためと思って投げました」と気迫のこもった投球は七回まで1安打投球を披露した。

 八回2死から長谷川勇の打球は右翼フェンスにはね返り二塁打となったように見えた。しかし、リプレー検証の結果、本塁打となり完封を逃した。今季、3試合連続完封をしており、完封4度となると球団では1996年の斎藤雅樹が記録して以来21年ぶりの快挙達成となっていた。4度目の完封は持ち越しとなったが、最後までマウンドを守り抜き、チームを勝利に導いた。

 連敗を止め、交流戦最下位脱出に導いた。「まだまだ諦めていませんしもっともっと勝てると思っている。あしたから5連戦ありますけど、みんなやってくれると思っています」。仲間に勇気を与える投球で反攻の鐘を鳴らした。

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