由伸巨人、今季2度目の零封負け ドラ1吉川尚先発も4タコ

 「巨人0-7ヤクルト」(17日、東京ドーム)

 エースと4番で勝利した前夜の勢いをつなげることができなかった。巨人は投打にいいところがなく、今季2度目の零封負け。七回の攻撃が終わると、内野席のG党は続々と家路へ就いた。高橋監督は「こうやって相手にとって、いい形で点を取られると、なかなか流れはこない」と表情を曇らせた。

 先発の大竹寛が初回に2点を失うなど5回4失点。後を継いだドラフト4位・池田(ヤマハ)、篠原も炎上した。五、六回の計5失点は、いずれも2死走者なしから喫したもの。「そういうものが多く出てしまう。何とかしないといけない」。指揮官の言葉に、ため息が交じった。

 追う展開となった打線もヤクルト先発・由規に手を焼き、七回までわずか2安打。この日はドラフト1位・吉川尚(中京学院大)を初めてスタメンに据えたが、4打数無安打に終わった。「これからいろいろな経験をしていかないといけない選手」と責めなかったが、アピール不足の他の若手には不満げ。首位との差は今季最大の5・5に広がった。

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