近大快勝 8季ぶりリーグ制覇に王手

 1回戦2試合が行われ、近大は5-2で京大を下して優勝に王手をかけた。最短で13日の京大との2回戦に勝てば、13年春以来8季ぶりのリーグ制覇が決まる。関学大は山口晃投手(4年・佐世保実)がリーグ戦初完封で、関大に2-0で先勝した。

 久々の優勝が目前に迫っても、選手に硬さはなかった。近大が地力を見せる快勝。14年以来のシーズン2勝を挙げて、勢いに乗る京大を振り切った。

 1点差に迫られた七回2死一、三塁は、駒瀬大武外野手(4年・市岐阜商)が適時打。2投手が京大を6安打に抑え、リーグ制覇に王手をかけた。主将・小深田大翔内野手(4年・神戸国際大付)は「明日もいつも通りやることをやりたい」。気持ちの高ぶりを抑えながら冷静に話した。

 14年から指揮を執る田中秀昌監督(60)は「いよいよですね。3年間は長かった」。13年に部員の不祥事で辞任した榎本監督の後任を任され、昨年は2季連続で5位に沈むなど苦しい時期を過ごしてきた。歓喜まであと1勝。連勝で一気に決める。

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