ロッテ・ドラ1佐々木 3回3失点プロ最短KO
「楽天4-1ロッテ」(11日、koboパーク宮城)
星一つない。仙台の夜空を見上げてロッテのドラフト1位・佐々木(桜美林大)がつぶやいた。
「マウンドで出せるものがすべて。(打たれる要因は)いろいろあると思いまずが…」
プロ4度目の先発は最短の3回KO。一回、先頭・茂木への四球から1死二、三塁のピンチを招き、ウィーラーに左翼ポール直撃の先制弾を浴びた。前回4日の日本ハム戦でも一回に四球絡みで2死一、三塁とされ、レアードに左中間席へ運ばれている。
試合前の調整では手応えがあったが、本番では空回り。英二投手コーチは「フォームが壊れている。見直しもあるが、次も予定通りです」と次回登板での結果を求めた。
佐々木が夜空から目を離し、またつぶやいた。「練習していかないと…」。猶予は1週間。1軍残留かそれとも。黄金ルーキーにいきなりの正念場が訪れた。