巨人・菅野3連続完封だ 「真っ向勝負」筒香斬りで斎藤雅樹以来28年ぶり偉業へ

 2日のDeNA戦に先発する巨人・菅野智之投手(27)が1日、川崎市のジャイアンツ球場で調整し、セ・リーグで28年ぶりとなる3戦連続完封への決意を示した。昨年も同記録をDeNA戦で逃していた右腕は「自分の中では個人的に狙いたい数字」と意欲。好調な相手主砲・筒香を斬り、1989年の巨人・斎藤雅樹以来の偉業へと挑む。

 1年前に逃した3戦連続完封へ、準備は万全だ。キャッチボールや短距離ダッシュなどを入念に行った菅野は「自分の中では個人的に狙いたい数字でもある」と口にした。もちろん個人記録よりも大事なのはチームの勝利。「3連続は忘れて、最後までマウンドを守ることを頭に入れて投げていきたい」。記録を意識しすぎずにマウンドに上がる。

 昨年は4月22日のDeNA戦で3戦連続完封が懸かったが、右手中指のマメがつぶれ7回無失点で降板した。アクシデントで記録が途切れてから1年。今季も4月18日のヤクルト戦、同25日の広島戦で完封。記録への権利を手繰り寄せた。

 今年は心境が違う。昨年は記録の懸かった登板日こそ中8日だったが、序盤から中5日が続いていた。今季は全登板、中6日。「しっかり空けてもらってる分、長いイニングを投げなきゃいけない」と使命感を口にした。

 昨年と同じ相手のDeNAとは、4月4日に7回1失点。だが現在相手打線は好調で、主砲・筒香はここ3試合打率・385と上向きだ。「真っ向勝負です。逃げたらやられる。彼は特別な存在なので、自分もより気持ちを入れて投げることになる」と力を込めた。

 現在チームは連敗中な上、3カード連続負け越し中。カード頭の登板でエースが記録を成し遂げ、チームを再び上昇気流に乗せていく。

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