ロッテ・福浦 連敗止めた! ベテランが魅せた先制二塁打

 「西武3-6ロッテ」(29日、メットライフドーム)

 鮮やか。この一語に尽きる。一回。ロッテは伊志嶺、荻野の連打に鈴木の四球を絡め2死満塁。41歳のベテラン・福浦が連敗中の重い空気を振り払った。

 1-1からの真っすぐを振り切ると、マウンドの野上は左中間へ視線をやった。打球は走者一掃の二塁打だ。

 「なんとか打ててよかった。思い切っていけた」。これで通算2000安打まであと63本となった。伊東監督は「ベンチが盛り上がった。流れを作ってくれたのが大きかった」と手放しで称賛した。

 打撃不振に加え、守備でも精彩を欠いたダフィーがこの日、2軍落ち。「みんなでやっていくしかない」と話し、八回2死一、三塁での空振り三振を「もう一押しほしかった」と悔やんだ。だが、額に浮かぶ汗がベテランの充実度を物語っていた。

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