赤星氏 車椅子寄贈884台に 引退後分が現役時の2倍に「継続してよかった」
プロ野球・元阪神の赤星憲広氏(41)が19日、現役時代の2003年から継続している全国施設への車椅子の寄贈数が計884台となったことを報告した。この日、大阪市内で赤星氏の活動に賛同してキャンペーンを展開中のサッポロビールから昨年分の売り上げの一部、約181万6620円の寄付を受けた。
現役時代に盗塁数に応じて計301台を寄贈した赤星氏は、引退後の10年に慈善団体を設立。各方面にも協力を呼びかけ、支援の輪を広げてきた。
引退後7年半での寄贈数は現役時代の約2倍となる583台となり、赤星氏は「継続してよかったと思います。何よりも選手を辞めてからは、僕だけの力ではできなかったことですし、多くの方々にご協力をいただけていることを、ありがたく思います」と感謝した。また「活動をやっていることだけでなく、全国の皆さんにご意見をいただいたり、御礼の言葉もいただき、それが励みです。自分でもすごい数字になったと思います」と語った。
今後は2020年の東京五輪・パラリンピックに向けても活動の幅を広げたいと語った。
赤星氏によると車椅子は1台、およそ10万円くらいだという。サッポロビールは13年から毎年、同社商品「サッポロラガービール」(愛称、赤星)の売り上げの一部(大びん換算1本につき1円)を赤星氏の基金に寄付し、4年目となる今回は過去最高の額となった。