「高校野球・春季東京大会・３回戦、早実９－４岩倉」（７日、神宮第二球場）

　今春センバツに出場した早実が逆転勝ちで１６強入りを決め、今夏西東京大会のシードを獲得した。

　今秋ドラフト１位候補で高校通算７９本塁打の清宮幸太郎内野手（３年）は５打数２安打。通算８０号は、またもお預けとなった。

　六回に一塁強襲安打、八回に左翼へ二塁打を放った。内野手５人、外野手２人で守った岩倉の“清宮シフト”については「気にはしなかった」と、打撃に与えた影響を否定したが、納得のいく結果を残せず「あまりよくはないと思う。よければ結果としてでてくると思う」と、首をかしげた。

　チームメートの活躍に助けられ「自分が打てない分、頑張ってくれた。うれしかった」と感謝。「次は自分がという気持ち？もちろん、あります」と、巻き返しを誓った。

　早実は２点を先制されて迎えた初回の攻撃で２番・雪山幹太捕手（２年）がすぐさま同点２ラン。さらに４番・野村大樹内野手（２年）も右中間にソロを放って勝ち越した。二回に同点とされたが、四回に１点を勝ち越し。六回には２点、八回にも３点を加えて突き放した。