ヤクルト山中「乱闘来るかなって」 因縁の一戦で与死球も余裕…でも粘投実らず

 「阪神4-1ヤクルト」(5日、京セラドーム大阪)

 新人だったソフトバンク時代の2013年以来、4年ぶりに開幕ローテ入りをつかんだヤクルト・山中が粘投した。初回こそ2安打1四球などで1点を失ったが、打たせて取る投球で6回5安打1失点に抑えた。

 「悪いなりにゲームを作れて良かった」。初回の原口に死球を与えた場面では「乱闘来るかなって構えてた」と前夜の“事件”を連想する余裕もあった。真中監督は「ゲームをしっかり作れて、よく粘れた」と称賛した上で「序盤で点が取れれば」と攻めきれなかったことを悔やんだ。

 昨季は自己最多の22試合に登板。先発の柱として「イニングをもっと投げたい」と課題を口にした。反省を糧に、次こそ勝利を手にする。

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