巨人・菅野、侍エースが粘って初星 止まらん、開幕4連勝!

 「DeNA2-5巨人」(4日、横浜スタジアム)

 粘りの投球で白星を勝ち取った。巨人・菅野が今季初先発し、7回6安打1失点。エースの好投でチームを2年連続開幕4連勝に導いた。左翼席のG党から鳴りやまぬ大歓声を浴び「やっと始まったなって感じがします。粘れて良かった」と柔和な笑顔を浮かべた。

 六回まで毎回走者を出したが、要所を締めた。1-0の三回にはロペスに同点打を許し、なお2死二、三塁で打席には筒香。カウント2-2からの5球目。フォークで投ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。敬遠の選択肢もあったが「打者にも攻めの姿勢を示していかないといけない。(敬遠するつもりは)1ミリもなかった」と日本の4番との勝負に臨んだ。

 WBCではエースとして大きな経験を積んだ上、準決勝前には巨人入団前の浪人時代を過ごした米アリゾナでも調整。原点に立ち返る機会も得て、今季を迎えた。そのWBCの疲れを考慮され、開幕戦の予定からずれ込んだこの日の初登板。「しっかり結果で恩返しをできて良かった」と胸をなで下ろした。

 高橋監督は「何とか粘り強く投げてくれた」と評価した。勝利で幕開けしたプロ5年目。「4年間の集大成と決めてシーズンに入ってる。1日でも長く今季を戦っていきたい。絶対日本一取ります」と菅野。頂へ向けて、今季も投手陣の柱としてフル回転する。

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