早実・清宮 開会式の声援に「期待を感じた」…垂れ幕の花火にはビックリ

センバツ開会式に参加する(中央)早実・清宮幸太郎主将=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「選抜高校野球・開会式」(19日、甲子園球場)

 第89回選抜高校野球大会が開幕し、午前9時から開会式が行われた。「恋」の行進曲バージョンに乗って、出場校などが入場。注目の怪物スラッガー、早実の清宮幸太郎内野手(3年)は、主将としてチームの先頭で行進した。

 超満員のスタンドから声援を受け「たくさんのお客さん、たくさんの声をかけていただいて、期待を感じました。この中で野球ができるのは幸せ者だな」と、喜びをにじませた。

 1年夏の甲子園で4強入りしてフィーバーを巻き起こしたが、センバツは初出場。仕掛け花火で出場校の校名入り垂れ幕が下がる演出には「バチバチッ、ていうのは知らなかったので、ビックリしました」と、苦笑交じりに驚きを明かした。

 早実は第5日第2試合で明徳義塾(高知)と1回戦で対戦する。初戦まではあと4日。「しっかりと準備を整えて、100%の力を出せるように準備したい」と、力を込めた。

 清宮はまた、開会式後のテレビインタビューで、「リハーサルでも行進したが、お客さんがたくさん入っていると印象が違う。また、たくさんの声をかけていただいたので、期待とか応援がうれしかった」と感想。今後の練習期間や試合も含め、「この前出たときは上級生の皆さんに連れてきていただいた。今回は自分がキャプテンですし、みんなも初めての甲子園の子たちが多いので、その中で自分の経験をしっかり生かして、皆を引っ張っていければなと思う」と示した。

 2年前の夏は、自身も2本塁打を放ったが、今大会での目標を問われると、「どのチームもそうだと思うが、優勝を狙ってます。でも、自分たちのモットーは、一戦必勝で目の前の試合ですべての力を出し尽くす。その精神を忘れずにやっていきたい」と語った。

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