早実・清宮、左撃ちデモ 系列校が!OBが!“仮想”明徳へ助っ人

 「練習試合、早実8-0早稲田摂陵」(17日、早稲田摂陵グラウンド)

 早実(東京)が17日、早稲田摂陵(大阪)と大会開幕前の最後の練習試合を行い、快勝で締めくくった。高校通算79本塁打の主砲・清宮幸太郎内野手(3年)は、左腕3人から3打数1安打2四球。左腕エースを擁する明徳義塾との1回戦に向け「たくさん投げていただいて、感覚、慣れという意味ではしっかりできているんじゃないかな」と、意義を強調した。

 初戦が大会5日目となり、組み込まれた貴重な実戦。同じ系列校が、左腕対策に一肌脱いでくれた。阪神・畑山チーフスカウトも見守る中、清宮は初回に変化球を捉える痛烈な右前打を放った。

 頼もしい助っ人も加わった。OBで15年夏の甲子園にも出場した早大の左腕・上條哲聖投手がチームに帯同。午前中の練習では打撃投手を務めた。和泉実監督(55)は「彼が少なからず力になってくれている」と感謝。清宮も逆方向を意識した打撃で、左中間に柵越えを1本放った。

 練習試合の途中には、全国屈指の名門である早稲田摂陵の吹奏楽部員らが応援歌などの“早稲田メドレー”を演奏。エールを受け取った清宮は「すごかったですね。聞けただけでも良かった」と、うれしそうに笑った。さまざまなサポートも力に、初戦への準備は着々。「気持ちの整理と、タイミングの取り方をしっかり合わせて行ければ」と、いよいよ仕上げに入っていく。

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