韓国・李大浩が頭部など2死球 中盤終えて両軍5死球の荒れた試合に
「WBC・1次リーグA組、韓国-台湾」(9日、高尺スカイドーム)
韓国の4番を務める李大浩が頭部死球を受け、倒れ込み、ヒヤリとするシーンがあった。
二回2死一、二塁で台湾の3番手投手、パン・ウェルンが投じた直球がヘルメットを直撃。青いヘルメットは吹き飛び、李大浩もその場に頭を抱えて倒れ込んだ。
首脳陣やチームスタッフが心配そうに駆け寄り、様子をうかがったが、李大浩はしばらくすると、自ら立ち上がり、冷たい水で左耳付近を濡らすと、一塁へと歩みを進め、そのまま試合に出場した。
日本と違い、頭部死球による退場処分はなく、パン・ウェルンはそのまま続投したが、続くソン・アソプに三塁適時内野安打を許し、韓国はこの回打者11人で5点を挙げて、その差を6点に広げた。
その後も、両チーム投手陣はピリッとせず、六回を終えて両チームで5死球と荒れた試合になり、六回にはイ・デホに2個目の死球を与えたファン・シェンションは退場処分となった。