藤浪&則本、中1日で初戦キューバ戦へ 5日オリ戦先発は藤浪、則本も志願登板

 日本代表「侍ジャパン」の藤浪晋太郎投手(22)=阪神=と則本昂大投手(26)=楽天=が、5日の強化試合・オリックス戦で本戦必勝リレーへの最終調整に臨むことが4日、決まった。先発・藤浪の後を受け、則本が2番手で志願登板。ともに中1日での強行軍で初戦の7日・キューバ戦に備える。この日の代表は大阪府内のグラウンドで希望者のみが練習。下半身の張りで調整が遅れていた嶋基宏捕手(32)が代表を外れ、追加招集の炭谷銀仁朗捕手(29)が合流した。

 日本が誇る2人の右腕が、世界一への第一関門突破へ導く-。5日のオリックス戦は、当初の予定通り藤浪が先発で2イニングの登板予定。そして2番手では、2月28日の壮行試合・台湾プロ選抜戦で3回3失点と打ち込まれた則本が、志願登板することになった。

 小久保監督は「則本は志願?そうですね。やっぱり多少の不安があったでしょうからね。明日はいい形で終わってということですね」と説明。くしくも、ともに初戦のキューバ戦はブルペンで備える藤浪と“必勝リレー”が試される場となった。

 両投手について指揮官は「(藤浪は予定通り)先発させます。則本と7日へ向けて準備?そうですね。中1日になるので」と、大きな期待感を示した。

 特に藤浪は、WBC前哨戦となる実戦2試合に中継ぎ登板で計2回無失点。小久保監督も「非常に安定していると思いますね」と評する投球を展開し、中継ぎのキーマンとなった。この日は疲労回復を優先して休養に充てたと見られ、最終登板へ万全を期した形だ。

 そして、侍投手陣でフル回転を期待される則本はこの日の練習ではブルペンで35球。「前回打たれた球は甘かったので、その修正」とし、その姿は06年大会で本番直前の強化試合に登板して中2日で本戦の台湾戦に臨み、後に大会MVPへと輝いた松坂と重なる。

 代表辞退が決まった同僚の嶋に世界一への思いを託され「結果だけを追い求めたい。チームが勝つことだけを」と則本。先発・石川からの豪腕リレーがキューバをねじ伏せ、頂点への扉を開く。

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