侍・藤浪3・5オリ戦で先発テス投 沢田との大阪桐蔭同級生対決も

 WBC日本代表の藤浪晋太郎投手(22)=阪神=が3月5日のオリックスとの強化試合に先発することが27日、決まった。中継ぎとしての調整登板だが、“先発テスト”の意味合いも含まれる。またこの試合には大阪桐蔭時代の同級生、オリックスのドラフト8位・沢田(立大)も登板予定で、初の“直接対決”も実現する。チームはこの日、宮崎から福岡に移動。28日と3月1日に台湾プロ選抜とヤフオクドームで壮行試合を行う。

 「別人」藤浪の評価が日増しに高まっている。宮崎合宿での状態を確認した首脳陣は3月5日のオリックス戦に先発させる方針を固めた。「日にちは言えないですが」と前置きした上で、権藤投手コーチは「どこかで先発させます」と明かした。

 代表の先発は石川、菅野、武田、則本の4人。28日の台湾プロ選抜との壮行試合は則本が先発、石川が2番手で登板する。また3月1日の同戦には菅野、3日の阪神戦は武田が先発予定。5日は先発組の登板がないため、中継ぎ陣がイニングを消化する機会になる。

 小久保監督は「3日、5日はリリーフは全員待機。7日の試合に投げられるように。先発でも長い回は投げさせない」と説明。藤浪は5日にあくまで「中継ぎ役」として2、3回を投げる予定だが、“先発テスト”について「その可能性もある」と権藤コーチ。仮に4人が故障や不調、または藤浪の状態次第で先発に回るプランもあるという。

 藤浪にとって5日の試合はもう一つ特別な意味を持つ。オリックスの2番手以降に沢田が登板予定。大阪桐蔭時代には二枚看板として甲子園で春夏連覇を達成した同級生。今年プロ入りした盟友と投げ合う可能性がある。

 台湾プロ選抜との2試合はブルペン待機する予定。本戦前残り4試合全てがアピールの場になる。役割は流動的だが、藤浪は宮崎合宿中から「与えられた役割を全うしたい。チームのためにベストを尽くすだけです」と話している。5日は世界一に向けた試金石。阪神のエースが侍ジャパンの切り札になる。

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