巨人・坂本勇、韓国撃ち!2点二塁打、WBCへ「自信にしたい」

 「練習試合、巨人4-0韓国代表」(19日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 WBC日本代表の巨人・坂本勇人内野手(28)が19日、韓国代表との練習試合で、本戦への先制パンチを食らわせた。2次リーグで対戦の可能性がある宿敵。侍ジャパンでも最有力の「3番・遊撃」で先発出場し、六回に左前2点二塁打を放った。

 価値ある一振りだった。1-0の六回1死二、三塁、1ボール。昨季韓国・サムスンで12勝を挙げた車雨燦から、坂本勇が内角寄りの124キロスライダーを左前へ。歓声が湧く中、打球処理にもたつく間に2者が生還し、自身も二塁に到達。「タイミング良く振れて良かった。自分のスイングを心掛けました」とうなずいた。

 WBCを見据えて調整する坂本勇にとって、韓国代表はまたとない対戦相手。韓国代表の金寅植監督からは「当然いい選手だと思う」と評価された。宿敵とは3月12日以降の2次リーグで対戦する可能性が高く、本番へ向けて嫌な印象を植え付けた。

 坂本勇は試合前までの実戦3試合で10打数1安打。3打数1安打だったこの日も「あまり感じは良くなかった」と吐露したが「結果が出たので、これを自信にしたい」と前を向いた。高橋監督も「こちらはできる範囲のこと、彼の要求するものを与えてね。本人がきっちりやってWBCに行ってくれれば」と世界一へ後押しする。

 侍ジャパンは23日からの強化合宿でWBCへ向けて本格始動。練習試合を経て大舞台を迎える。「全然時間が無い。焦りながら、焦りすぎずやっていきたい」と坂本勇。この日の一打をきっかけに、背番号6がWBCへ上昇カーブを描いていく。

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