G陽岱鋼リタイア!ベーラン後にベンチ裏へ…下半身張りで早退

 「巨人春季キャンプ」(9日、宮崎)

 日本ハムからFA移籍した巨人・陽岱鋼外野手(30)が、下半身の張りのため練習を早退した。キャッチボールや守備練習を行わず、無言のまま球場を後にした。大事を取っての早退とみられ、今後の練習参加は状態を見て決める見通しだ。

 順調な調整を続けてきた陽岱鋼が、アクシデントに見舞われた。ウオーミングアップやベースランニングには参加していたが、その後のキャッチボールは行わずベンチ裏へ。守備練習時にもグラウンドへ姿を現すことなく正午頃、パーカを羽織り、うつむき加減のまま車に乗り込み球場を後にした。

 症状は下半身の張りで、大事を取っての早退とみられる。この日の宮崎市内の正午時点の気温は9・7度。冷たい強風が吹く中での練習だった。練習後、陽岱鋼の症状について問われた高橋監督は「まだ、特に報告を受けていない」とし、「別に今は無理してやる時期じゃないし」と話した。

 陽岱鋼は昨年8月に右ろっ骨を骨折。1月下旬には「まだ気になる」と話していたが、キャンプインから精力的に練習に打ち込んできた。「打撃がテーマ」と特打ちにも積極的に取り組むなど、徐々にペースを上げてきた矢先でのアクシデントとなった。

 今後の練習参加について村田ヘッドコーチは「状態を見ながら」とし、11日の紅白戦出場の可能性についても「健康だったら出るし、まだ張りがあるなら出ない」と話すにとどめた。移籍1年目。「いい勝負がしたい」と意気込んでキャンプに臨んだ背番号2にとって、無念の小休止となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス