「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（７日、宜野湾）

　いきなり怪力を見せつけた。ＤｅＮＡのドラフト５位・細川成也外野手（１８）＝明秀学園日立＝が７日、１軍キャンプに初参加。フリー打撃の５４スイングで３連発を含む１５本の柵越えを放つなど、打棒を爆発させた。

　ルーキーが軽々と一発を放り込んだ。右打席から左方向だけではなく中越え、右越えと“広角打法”も披露。目の当たりにしたラミレス監督は「日本ハムの中田翔選手のようなパワーヒッターのイメージ」と絶賛した。

　指揮官が５日に２軍キャンプ地を視察してほれ込み、１軍に呼んだ逸材。高校通算６３本塁打のパワーは桁違いだった。それでもケース打撃で２打席凡退に倒れただけに細川は「結果を残せず悔しい」と笑顔を封印した。

　８日から再び２軍に戻るが、当初から予定されていた１２日の１軍紅白戦（宜野湾）に加え、１３日の阪神との練習試合（宜野座）にも出場することが決定。無限の可能性を秘めた新人は「自分のスイングをしたい」と意気込んだ。