「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（１日、宜野湾）

　不測の事態にも決して動じない。３月開催のＷＢＣに出場する野球日本代表「侍ジャパン」のＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手（２５）が１日、一丸で世界一をもぎ取る強い決意を示した。

　日本ハム・大谷が投手としての出場辞退を発表。ショッキングなニュースにも「日本の宝。大きなケガなく、１年間戦えるように準備することが大事」と気遣った。どんな状況でも志は変わらない。「選手全員が世界一になる、と思っている」と力強く誓った。

　春季キャンプ初日も自己流を貫いた。フリー打撃では、感覚を確かめるように左方向を意識するバッティングに徹し、７３スイングで柵越えは終盤の右方向への２本。「試合で打つための練習。それを積み重ねます」。ラミレス監督と会談し、キャンプ中の実戦は１５日の韓国・ハンファ戦からの出場が決まった。

　日本の主軸を担うが特別なことは何もしない。自然体を貫いて世界の大舞台に挑む。