「二十四の瞳」中村が40年ぶり出場 21世紀枠、不来方、多治見も

 2年生部員から胴上げされる中村高校・横山真哉監督=高知県四万十市の中村高校
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 第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間、甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会が27日、大阪市内で行われ、21世紀枠で中村(高知)、不来方(岩手)、多治見(岐阜)の3校が選出された。

 中村は2度目の甲子園。高知県最西部に位置し、他校と試合をするには前日泊を余儀なくされることが多いなど、ハンディを克服。中高一貫校でグラウンドも十分に使えない事情もある中、昨年の秋季高知大会を制した。1977年センバツには12人の部員で初出場。準優勝し「二十四の瞳」と呼ばれ、旋風を巻き起こした。

 不来方は春夏通じて初の甲子園。昨年の秋季大会では、選手10人というハンディを背負いながらも岩手大会準優勝。また、地元・矢巾町の祭りにボランティアとして参加し続け、岩手大会では町民が応援団を結成してチームを応援するなど、地域に愛される野球部でもある。

 多治見も春夏通じて初の甲子園出場となる。学校内の敷地が狭く、他部との共用で工夫しながらグラウンド練習を続けている。困難な状況で昨年の岐阜大会を初制覇した。

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