センバツ21世紀枠の地区代表に中村、不来方など9校

 第89回センバツ高校野球(来年3月19日~・甲子園球場)の21世紀枠選考対象となる各地区代表9校が16日、日本高野連から発表された。部員10人ながら秋季岩手県大会で準優勝し、東北大会に出場した不来方や、高知大会で四国王者の明徳義塾を撃破した中村などが選出された。

 不来方はエースで4番の小比類巻を中心に、少数部員ながらも秋のトーナメントを勝ち上がり、東北大会へ初出場を果たした。初戦で強豪の八戸学院光星に0-2で敗れたものの、善戦した。

 中村は高知大会決勝で明徳義塾を破り、40年ぶりの優勝を果たした。四国大会では初戦で英明に延長13回の末に惜敗。近年、高知市以外では過疎化による部員減少が課題となっていた。それだけに中村の躍進は高知県の高校野球界にとって、明るいニュースとなっていた。

 近畿地区は京都府で屈指の進学校でもある洛星が選出。部員10人で限りある練習環境の中、秋季京都大会2次戦で8強へ進出。準々決勝では龍谷大平安に敗れたものの、善戦していた。

 各地区の代表校は以下の通り。

 ◆北海道 富良野

 ◆東北 不来方(岩手)

 ◆関東・東京 石橋(栃木)

 ◆東海 多治見(岐阜)

 ◆北信越 富山東(富山)

 ◆近畿 洛星(京都)

 ◆中国 倉吉東(鳥取)

 ◆四国 中村(高知)

 ◆九州 高千穂(宮崎)

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