オリックス岸田 1年間ローテ“護”る 先発に再転向へ

 オリックスの岸田護投手(35)が来季から先発に再転向することが14日、分かった。50歳まで現役だった元中日・山本昌、マーリンズ・イチローも取り組んでいる「初動負荷トレーニング」を取り入れ、復活を目指す。

 「首脳陣が肩のことを考えてくれたみたいで『(先発を)やってみないか』と言われた。先発は好きだし、最低でも2桁勝利。1年間ローテを守りたい」

 06年に入団後は主に先発で、09年は10勝を挙げた実績がある。10年途中に中継ぎ転向。近年は14年に4試合で先発した以外、ほぼ救援として活躍した。

 だが、今季は右肩痛もあり、16試合で防御率7・90。復調へのきっかけをつかむため、初動負荷に取り組んでいる。「投げる時に指先にかかる感覚があって、『こんな感覚で投げてたよな』って久々に感じることができた」。新たなトレーニングの手応えは上々。オリックス一筋のベテランが、かつての働き場で輝きを取り戻す。

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