4番・寺島4安打4打点 野手では初出場、あるぞ二刀流!!

 「野球U-18アジア選手権・1次リーグ、日本35-0インドネシア」(1日、台湾・台中インターコンチネンタル球場)

 1次リーグA組1位を決めている日本は、インドネシアを35-0の大差で下し、開幕3連勝とした。今秋ドラフト1位候補左腕・寺島成輝投手が「4番・左翼」で出場し、4打数4安打4打点と活躍。小枝守監督(65)は、打撃好調の寺島登板時はDH解除を示唆するなど、2日からの2次リーグに向けて新たな可能性が広がった。

 日本打線の快音が止まらなかった。レベルの差はあるとはいえ、打ちも打ったり22安打35得点。その中心にいたのは意外な男。4番に座った寺島だった。

 今大会初めて外野手での出場。4番は履正社で昨秋も務めた経験があった。朝になってから伝えられ「ビックリしました」と話したが、初回の右前打を皮切りに、中前適時打、左中間適時三塁打、中前適時打。4スイングで4安打を放った。

 前日の台湾戦前の打撃練習で、木製バットのコツをつかんでいた。「金属は面で飛ぶけど、木は詰まる。しならせて、点で打つイメージでいったら飛んでいった」。早速、試合で実践してみせた。台湾戦では低めに甘い審判の傾向を助言した林中が適時打。投手、野手問わず「勝つために必要なことは言っていこうと思っている」という姿勢は、仲間から一目置かれている。

 次はいよいよ2次リーグ。「もう一度、投げさせておきたい」と、寺島の先発登板を示唆した小枝監督は「打撃の間の取り方が天性。DHを使わないでおこうかとも考えている」と明かした。寺島も「任せられたらしっかり期待に応えたい」と、力強く呼応した。夜には現地で初の外食となる焼き肉に舌鼓を打ち、チームの結束を固めたヤング侍。大勝の中で新たなオプションを得て、アジア制覇へ突き進む。

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