堀の好リリーフで日本1次L突破 “台湾の大谷”を3球三振斬り

 「野球U-18アジア選手権・1次リーグ、日本3-0台湾」(31日、台湾・台中インターコンチネンタル球場)

 1次リーグが行われ、A組の日本は台湾を3-0で下して開幕から2連勝とし、1位で2次リーグ進出を決めた。今夏の甲子園大会優勝の原動力となった先発の今井達也投手(作新学院)と2番手の堀瑞輝投手(広島新庄)が無失点で継投した。

 しびれるピンチを鮮やかに救った。今秋ドラフト候補左腕の堀が好救援。五回途中から7奪三振を奪う快投で完封勝利に貢献し「絶対に抑えてやろうと思った」と、力強いセリフを口にした。

 2点リードの五回1死一、二塁で、エース・今井の後を受けてマウンドへ。いきなり“台湾の大谷”こと4番・陳琥を迎えたが「一番自信がある」というスライダーを3球続けて空振り三振。その後2死満塁のピンチも切り抜けると、無失点で最後まで投げきった。

 甲子園では直球とスライダー主体だったが「それだけじゃダメだと思った」と、ツーシームも初披露。日の丸をつけて、さらに進化を遂げている。リリーフは1年夏以来。適性を信じて起用した小枝守監督(65)も「あそこで出されて、持ち味を出せるのは並じゃない」とうなった。

 投手陣の“ビッグ4”が脚光を浴びる今大会だが「与えられたイニングは点を与えないという気持ちはある」と堀。2大会ぶりの頂点を目指す日本には、まだまだこんなに頼もしい左腕もいる。

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