北海・大西、死球受けるも、アドゥワに投げ勝つ 22年ぶり初戦突破

先発した北海・大西=甲子園(撮影・堀内翔)
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 「全国高校野球・2回戦、北海2-1松山聖陵」(12日、甲子園球場)

 49校中最多となる37度目出場の北海(南北海道)が1-1の九回、2死一、三塁から小野雄哉内野手(3年)の中前打でサヨナラ勝ちし、1994年以来22年ぶりの初戦突破を果たした。

 エースで主将、4番の大黒柱・大西健斗投手(3年)は八回の打席で松山聖陵の先発・アドゥワ誠投手(3年)から左手甲に死球を受けたが、痛みを押してマウンドへ。九回は三者三振に斬る気迫の投球で、サヨナラを呼んだ。

 大西は「左手は痛かったが、ここで抑えればチームも乗ると思った。痛いそぶりも出さないように投げた」と振り返った。

 昨夏は初戦の五回途中から登板したが、1死も取れず3失点で降板。戻ってきたマウンドで、雪辱を果たす投球をみせた。「去年の悔しい思いもあったが、1年間の自信もあった。ひと回り大きくなろうと思ってやってきた」と力を込めた。

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