崇徳が七回“完全”コールド発進!40年ぶり聖地へ佐々木6回10K

 「高校野球広島大会・2回戦、崇徳7-0世羅」(15日、コカ・コーラウエスト野球場)

 春季中国大会王者の崇徳は、7-0で世羅に七回コールド勝ち。2投手の継投で“完全試合”を達成した。先発した佐々木龍志投手(3年)が6回を打者18人で仕留めるパーフェクト投球。続いた河合球伍投手(3年)も1回を封じた。40年ぶりの甲子園出場へ、最高の滑り出しだ。

 崇徳が最高のスタートを切った。スコアボードに並べた7個の「0」。1人の走者も許さない。佐々木と河合が世羅打線を手玉に取り、2人で“完全試合”を成し遂げた。

 先発した佐々木が流れを作った。二回無死から5者連続三振。六回2死では10個目の三振を奪った。「ノーヒットは気にしなかった」。この日の朝、告げられた公式戦初めての先発。思い切り腕を振り抜くことだけを考え、マウンドに上がった。2番手の河合も七回をピシャリと封じた。

 反骨心が佐々木を成長させた。昨秋の新チーム結成後から、河合と高原健大朗投手(3年)が崇徳の二枚看板。「負けたくない気持ちでやってきた」。何度もフリー打撃の打撃投手を志願し、実戦に近い投球で技術と精神力を磨いてきた。

 投球面では左打者対策としてシンカーに挑戦。球種を増やすことで打たせて取るスタイルの幅を広げた。高い壁を乗り越えようと流した汗。日々の努力が快投劇につながった。

 春季中国大会の王者に輝いたチームは今夏、40年ぶりの甲子園出場を目指す。佐々木の目標も、もちろん同じだが「いい投球をして、2人よりも有名になりたい」と言い切った。夢舞台へ続く長い道のり。強いハートで、どんなピンチも乗り切ってみせる。

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