日本ハム12得点で12連勝 先発全員安打で2位浮上

 「日本ハム12-3ロッテ」(8日、札幌ドーム)

 日本ハムの快進撃は止まらない。まだ日が沈みきっていない初回、打者12人、一挙7得点の猛攻で試合を決めた。先発全員安打のおまけ付きで、07年以来の12連勝で2位に浮上。栗山監督は「大きいよ。選手がやるべきことをやろうとしていた。覚悟してやりきるかどうかなんだ」と称えた。

 1点のビハインドをすぐにはね返した。初回1死一塁。陽岱鋼が二木の直球を振り抜き、左越え2ランで逆転。さらに攻撃の手を緩めずレアード、谷口の連続適時打などで5-1。この回2打席目の西川が2死二、三塁で中前へ2点適時打を放った。先頭で空振り三振に倒れていたこともあり「1イニング2度もアウトになりたくなかった。とにかく必死でした」

 二木攻略へ“引っ張り打法”が実った。5月26日の今季初対戦では中途半端な打撃で6回1失点に抑えられた。この日の初回は、中島、陽岱鋼、中田、谷口が逆方向を意識せず、しっかり振り引っ張った安打。試合のない7日にロッテ-西武戦をテレビ観戦し、対策を練っていた栗山監督も「余計なこと考えず、100%やりきることが大事なんだ」と胸を張った。

 ソフトバンクと最大11・5あったゲーム差は、大型連勝で5・5差に縮まった。「チームの雰囲気はいい」と中田。望み薄と思えた首位の座が徐々に見えてきた。

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