日本ハム・大谷の球宴二刀流なし

 日本ハム・栗山英樹監督(55)が23日、大谷翔平投手(21)の球宴での“二刀流出場”の可能性を否定した。全パを率いるソフトバンク・工藤監督が大谷の起用法について相談したい意向を持っていることを伝え聞いた指揮官は「2試合連続(開催)というところで(二刀流は)ダメなんだよ」と話した。

 大谷は今季、少なくとも登板前後1日は打者として出場しておらず「いろいろと考えた末に(起用法は)決まっている」と、球宴といえど、その枠から逸脱できないことを強調。ただ、未来の可能性まで否定しているわけではなく「オレが一番やりたいんだ」と理解を求めた。

 大谷はこの日、札幌市内の小学校を訪問し、児童たちと交流。その後、札幌ドームで汗を流した。現在、出場9試合連続安打中と打撃好調だが、球宴については「選ばれたところで頑張ります」と話すにとどめた。1年目の13年は二刀流で大暴れしたが、一昨年、昨年は投手としての出場のみ。球宴での“解禁”は今年もお預けとなりそうだ。

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