楽天・稼頭央が「何とかなる」決勝打
「楽天4-0西武」(12日、コボスタ宮城)
レジェンドの一打が、息詰まる投手戦に決着をつけた。八回、隙のなかった西武・菊池を引きずり降ろし、1死満塁。代わったばかりの牧田から、楽天・松井稼が右前打で決勝点を刻み込んだ。
「あの場面、絶対打つ、じゃなく、何とかなるやろと。あの大声援の中、『何とかなる打法』でいきました」。ベテランは、お立ち台で白い歯を見せた。力みのない自然体の打撃で、三塁から代走・聖沢を迎え入れた。
今季が41歳シーズン。「まずは体が健康であることが一番。やりすぎてもいけないし、体調のことを気にしながら、メリハリをつけながらね」と松井稼。梨田監督は「ベテランがいい仕事をしてくれた。稼頭央が決めてくれたのがとっても大きい」と手放しで称えた。





