バンデン6回無失点 新球にも手応え
「オープン戦、ソフトバンク3-9広島」(19日、ヤフオクドーム)
結果だけではない。オープン戦最終登板でソフトバンク・バンデンハークが手にしたものは、新球に対する手応えだった。「10球くらい投げた。左打者にしっかり投げられたし、ゴロも打たせて、ファウルも取れた」。そのチェンジアップも生かし、6回無失点で締めくくった。
四回無死、先頭の丸を左飛に仕留めた。2死からは松山の低めに2球続けて一ゴロ。いずれもチェンジアップだった。新球候補としてフォークボールも練習を続けてきた。「今日はチェンジアップの方が感覚が良かった。両方とも使えるように」と意気込む。
佐藤投手コーチは立ち上がりの悪さを指摘しながらも、チェンジアップについては「直球と同じように腕が振れてきた」と完成度を評価した。大きな武器を得て、来日2年目のシーズンに臨む。