「オープン戦、楽天１－８西武」（３日、倉敷マスカットスタジアム）

　開幕投手が決定している西武・菊池雄星投手が修正に成功した。先発し、５回を４安打１失点。先発して４回６失点と乱れた２月２５日のロッテとの練習試合で露呈した不安を振り払い「収穫があった」とうなずいた。

　１点を許し、なおも初回２死二、三塁。栗原をチェンジアップで空振り三振に仕留めた。直球とスライダーに頼りすぎない投球を目指して取り組む中で「狙い通りだった」という１球に進化を示した。

　注目されたオコエとは２度対決。第１打席はチェンジアップで空振り三振。五回は初球を左前に運ばれ、「スイングスピードが速い」と能力の高さを認めた。次回は１０日・日本ハム戦（鎌ケ谷）に先発。細部を詰めて、２５日のオリックスとの開幕戦へ仕上げていく。