「練習試合、西武４－６ロッテ」（２５日、宮崎）

　開幕投手に指名された西武・菊池雄星投手（２４）が、今季初の対外試合で大乱調だ。練習試合・ロッテ戦に先発して４回６失点。３四球を与えたほか、真っすぐも変化球も甘く８安打を浴びた。「三、四回は（変化球の）すっぽ抜けも多かった。（試合の中で）うまく修正できなかった」とうつむいた。

　自慢の直球も痛打された。球団の計測では最速１５３キロ。試合前ブルペンでも状態は良かっただけに、困惑した表情を浮かべた。「初回から（相手打線の）タイミングが合っているように感じた。コーチと原因を話し合う」と乱調を振り返った。

　次回は３月３日の楽天戦（倉敷）。「不安のない形にして開幕を迎えたい」。菊池は気持ちを切り替え、立て直すことを誓った。