西武・秋山214安打!一気に日本タイ

 「オリックス5‐16西武」(30日、京セラドーム大阪)

 西武・秋山翔吾外野手(27)が30日、オリックス(24)戦(京セラ)で自身初の5安打を放ってシーズン214安打とし、イチロー(現マーリンズ)がオリックス時代の1994年に記録した日本選手最多のシーズン210安打を更新し、2010年に阪神・マートンがつくったプロ野球記録に並んだ。

 戦場では表情を緩めない秋山が珍しく白い歯をこぼした。八回2死二塁。抜群のバットコントールで生み出された鋭いライナーが右線に弾む。自身初の5安打。2010年に阪神・マートンがつくったシーズン214安打のプロ野球記録に肩を並べた。

 「こんなに出るとは思ってなかったんで、自分が一番ビックリしています」

 209安打で迎えた一戦。序盤から安打製造機のバットがうなった。初回に左線二塁打。二回には右中間フェンス直撃の2点三塁打で、1994年にオリックス・イチロー(現マーリンズ)が記録した日本選手最多安打を更新した。

 イチローが210安打を放った当時は130試合制。現在は143試合制。「試合数が違うので、イチローさんとは意味が違う。例えば今後、シーズンが150試合になった時に新たな記録が出ても…」と快挙にも複雑な表情を浮かべた。

 まだ止まらない。三回の押し出し四球を挟んで五回には左線二塁打。今季27度目の猛打賞で、2010年のロッテ・西岡(現阪神)がつくった日本記録に並んだ。七回の左前打で王手を掛け、八回に頂点に立った。

 「あしたの試合を取らないと意味がないので、勝利のために打てるように頑張りたい」。今季最終戦。日本新記録とCS進出に向けて秋山が打つ。

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