巨人、東京D12連勝でヤクルトに1差

 「巨人4-3ヤクルト」(26日、東京ドーム)

 王者の底力を見せつけた。巨人が3点差をひっくり返す逆転劇で5連勝。首位ヤクルトとのゲーム差を「1」に縮めた。球団新の東京ドーム12連勝。決勝打の阿部は「やりました。3点くらいなら、何とかなると思っていた」と、笑みを浮かべた。

 こん身のひと振りだった。同点の五回、2死一塁。2ボールから、ロマンが投じた外角146キロを強振した。「結果は打球に聞いてくれ、という気持ちだったよ」。勝ち越しの中越え適時二塁打。原監督は「長打が欲しい時に、ナイスバッティングだった」と、4番の活躍に目を細めた。

 過去、何度も重圧をはね返してきた常勝軍団。初回に3失点も、慌てる選手は誰もいなかった。3点を追う二回、無死一塁。長野が初球を振り抜き、右翼ポールを直撃する14号2ラン。「普段通り試合に臨めた。初球からいこうと思っていた」。四回に岡本の適時打で追い付いた。最後まで平常心を失わず、ツバメのマジック点灯を阻止した。

 3位以内が確定し、CS進出が決定。だが当然、見据えるのは頂点だけだ。夢を信じるファンの前で、阿部は「プレッシャーを感じているのはヤクルト。あと5試合、全部勝つつもりでいきます」と力強く宣言。逆境を力に変え、奇跡の扉をこじ開ける。

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