ヤクルト山中が初完封!開幕6戦全勝

 「広島0-5ヤクルト」(11日、マツダ)

 サブマリンの快進撃が止まらない。移籍2年目のヤクルト・山中が広島打線を散発5安打に抑え、プロ初完投を完封勝利で飾った。「後ろのいいピッチャーの方が勝つ確率が高くなると思うので、早く代えてくれと思っていた。野手が打って守ってくれたおかげ」と、6戦全勝のヒーローは笑った。

 蒸し暑い熱帯夜も、社会人時代から常備する「力塩」をなめながらの力投。一、二回は、ともに1死一塁を併殺で切り抜け、リズムに乗った。

 味方打線も一回に畠山の適時内野安打で先制し、二回に大引の3号ソロ、五回に山田のダメ押し25号3ランと援護。真中監督は「投球のテンポがいいと守りやすく、いい攻撃につながりやすい。山中の試合で点が入りやすいのは、投球テンポの良さが関係している」と話した。

 96球の省エネ完封。完封は4月25日の巨人戦(神宮)の石川以来2人目。救援陣が登板過多になってきているだけに、チームに取っても大きな完封勝利だ。

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