巨人“壊幕”危機 山口に由伸も…

 巨人は16日、ジャイアンツ球場で全体練習を行った。15日のオープン戦を下半身の張りで欠場した坂本勇人内野手(26)に加え、山口鉄也投手(31)も背中の張りを訴えて別メニュー調整。さらに高橋由伸外野手(39)も体調不良で練習を休むなど、心配事が増えた。

 不安は募るばかりだ。15日のロッテ戦を下半身の張りで欠場した坂本に加え、山口が背中の張りを訴えて別メニュー調整。高橋由は球場には現れたものの、練習は行わずに帰宅した。

 坂本は「何ともなかったので、大丈夫です」と語ったが、大事を取って17日のヤクルトとの練習試合には帯同せず、ジャイアンツ球場で調整する。高橋由に関して原監督は「(17日の)様子を見てじゃないか」と重症ではないとしたが、主力が開幕を前にして万全ではないのは心配だ。

 キャンプでは坂本や阿部が別メニューとなり、オープン戦で期待の大田、堂上が離脱。ローテ入りが確実だった内海も開幕絶望。守護神の沢村は状態不良で日本代表と欧州代表の強化試合の登板を回避した。長野、アンダーソンの出遅れもあり、不安山積だ。

 原監督はこの日の練習前に選手を集め「野球で大事なのは個の力。個の力を上げていかなければいけない」と奮起を促した。非公開にした投内連係を含め、約4時間の練習。「今汗をかかないと、年を取ったら涙に変わるんだよ」と、独特の言い回しで報道陣に意図を説明した。

 主力がもたつく間に、控え組がアピールするのか、故障者が間に合うか。いずれにしても、開幕はすぐそこに迫っている。

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