燕・雄平“無心打法”でキャリアハイだ

 「ヤクルト春季キャンプ」(9日、浦添)

 ヤクルト・雄平外野手(30)が9日、“無心打法”でキャリアハイを目指すことを誓った。昨季は5番で打率・316、23本塁打、90打点と自己最高成績をマーク。真中監督から今季の4番候補に指名されているが、打順は意識せず、無我の境地で打席に向かう。

 今キャンプ初の特打で、145スイング中9本の柵越えを放った男は、注目される打順について「意識しない。去年は春先に意識して結果が出なくて、意識しなくなって大丈夫になった」と語る。

 4番に入ればマークがさらに厳しくなるが、「何も考えない。打つのはストライクなので」と無意識を強調。その姿はまるで、人気漫画「北斗の拳」で「敵の攻撃に対して無想にして適切な反撃を行い…」と説明される究極奥義“無想転生”を思わせる。「読んだことないけど、できたらすごい」と興味を示す4番候補は、「去年以上に打ちたい」とさらなる高みを目指す。

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