ドラ山井FA白紙「まだ分からない」

 最多勝と勝率第1位投手賞の2冠が確実な状況となっている中日・山井大介投手(36)が5日、ナゴヤ球場で練習を再開した。ランニング、キャッチボールなどで汗を流すと、今年8月に取得した国内フリーエージェント(FA)権行使については白紙を強調した。

 36歳右腕の進路は、まだ定まっていなかった。「まず球団と話をしてみないことには…。僕からアプローチするものではないんで。まあ残りたい気持ちですが、まだ分からないですね」と言葉を選びながら慎重に答えた。

 権利を行使すれば、他球団が動く可能性は十分ある。FA宣言ができるのは日本シリーズ終了後だが、それまでに球団が残留交渉を始めるのが通例だ。しかし、全日程終了から3日がたっても球団からの連絡がない。それが不満というわけではないが、結論の出しようがないというのだ。

 9日からの秋季練習や11月のキャンプは免除され、フリーの状態になっているが、肩を休めるつもりはないという。「どんな評価をしてくれるのか、いずれにしてもそれからです。ただ、やれることはやっていかないと。これからも練習はしていきます」。球団は近日中に残留交渉を始める予定。今季推定年俸6000万円からの大幅増、複数年契約を用意するとみられるが…。山井は着々と来年への準備に進めていく。

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