オリ6連勝でソフトに2差!鉄平決めた

 「オリックス7‐6ソフトバンク」(16日、京セラ)

 オリックスが、ソフトバンクに競り勝ち、連勝でゲーム差を2に詰めた。けりをつけたのは鉄平の一撃だ。

 八回、2死二塁で、糸井が敬遠気味の四球で歩かされた。そこで途中出場していた鉄平に打席が回ってきた。「七回から、あの状況を想定していた。糸井さんが敬遠されて僕で勝負だろうと。驚くほど冷静に打席に立てた」というイメージ通りの場面。「ちょっと泳いだが、芯に当たった」と強振した打球は、左翼・内川の頭上を越えて弾んだ。決勝の2点二塁打だ。

 09年の首位打者も、今季は得点圏19打数無安打。5月26日以来の打点が決勝打となった。6月16日から1カ月あまり、2軍生活も経験。再昇格後も2安打目で「再び1軍に上がってから、イメージ通りに振れたのは初めて」と久々の快音に酔いしれた。

 西が初回に先制を許し、失点しては追いかける展開が続いたが、接戦に持ち込めば強さを発揮するチーム。森脇監督は「追いかけるチームの方が強くないと。それが追う条件。先に出る人も後に出る人も、全員でもぎ取った」と力を込めた。

 引き分けを挟み6連勝で貯金21。最大で4・5ゲーム差だった首位にひたひたと迫る。8月に入り7勝2敗1分け。エンジン全開で再奪首へ加速する。

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